日本ハムが延長10回に3点を勝ち越し、連敗を4で止めた。試合後に新庄剛志監督(52)は「五十幡さんと清宮さんには足向けて寝れないです」と殊勲の2人を称賛した。

1-1の延長10回1死一、三塁。ここで指揮官が一塁走者の水谷を代え、五十幡を代走へ送った。次の万波は遊ゴロに倒れたが、ここで五十幡の足が生きた。グリーンライトだった五十幡がスタートを切っており、併殺崩れの間に勝ち越し点をもぎとり「いやぁ~、五十幡くんに替えていなかったら、ゾッとしますね」と振り返る勝負の分かれ目だった。

続く清宮が今季初アーチとなる2ランで突き放し、試合を決定づけた。これには新庄監督も「きょうの1打席目からタイミングを早めにとってポイントで打ってたから、ずっと期待を持てる1日だった」とたたえ、さらに「フリーバッティングもよくなってきていた。インパクトのスイングやスピード。当たってからの角度も本来の角度になってきた」と復調ぶりを実感していた。

指揮官としての願いは、清宮がしばらくこの調子が持続することだ。「彼はすぐ変わるから。次の試合から。すぐ変わる。あと3、4試合は続いてくれたら」と注文をつけた。

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