相馬市和田の和田観光苺組合の今シーズンの直売が始まり、連日多くの客でにぎわっている。２３日は午前１０時の営業開始から取れたてのイチゴを買い求める客が列を作り、わずか１５分ほどで売り切れた。
イチゴは「章姫（あきひめ）」「とちのか」「とちおとめ」など。１０月の台風１９号と大雨で浸水被害を受けた組合員のハウスもあったが、真っ赤に色づいた果実は例年並みの大きさに育ち、１箱（１キロ超）あたり２０００円前後で販売している。
収穫は年明けの１月から２月にかけてピークを迎える。イチゴ狩りは１月３日から予約制の先行営業で開園し、同１２日から本格営業となる。斎川一朗組合長（７１）は「台風の影響で生育がやや遅れ気味だったが、何とか間に合いそう。水害に負けず今季もおいしいイチゴを多くの人に味わってもらいたい」と話している。
直売所、イチゴ狩りとも午前１０時営業開始。直売は年内は３０日まで。問い合わせは同組合 電話０２４４（３６）５５３５へ。
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