クリエイティブチームDo it Theater(ドゥイット・シアター)がテーマごとにおすすめの映画を3作品紹介する、連載《土曜日のシネマサロン》。第17回目のテーマは「バレンタインに向けて見たい。いろんな”愛”の形を知れる映画」です。来たるバレンタインに向けて、愛がテーマの映画3作品をお届けします。
Do it Theaterのユーコンです。この連載はDo it Theater 女子部が様々な切り口のテーマで、おすすめ映画をリレー方式でご紹介しています。今回は「バレンタインに向けて見たい。いろんな”愛”の形を知れる映画」ということで、『ムーラン・ルージュ』『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』『エンド・オブ・ザ・ワールド』の3作品をご紹介いたします。
来週はバレンタインデーですね。愛を深める人、愛を始める人、愛を見つける人。バレンタインには様々な愛が溢れます。そんな愛情一杯の日にふさわしい「愛」についての映画を3作品ご紹介します。
歌で愛を奏でよう。至極のミュージカル映画がここに。
title:『ムーラン・ルージュ』
【story】
舞台はパリにあるキャバレー「ムーラン・ルージュ」。ある日、駆け出し作家のクリスチャンはキャバレーの花形スター・サティーンに心を奪われる。ひょんな事から一緒に舞台作りをすることになった二人。徐々に心惹かれあっていくが、高級娼婦という彼女の肩書きが彼らの恋路を邪魔し、更なる悲運が二人に降りかかる。
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本作の肝となるセリフ、「この世の最高の幸せは、誰かを愛し愛されること」。この名台詞と共に、主人公二人の深く純粋な愛がほとばしる感動のミュージカル映画です。ミュージカル映画って好き嫌いが別れると思うんですが、本作はしっかり濃厚なドラマがあって、程よくミュージカルシーンが入っており、とても見やすい構成になっています。ビートルズやマドンナ、クイーンなど、往年の名曲をカバーしたサントラの数々は必聴。歌詞がうまくセリフに馴染んでいて、グッと感情をつかまれます。今や大御所俳優となったユアン・マクレガーとニコール・キッドマンの初々しいミュージカルシーンも見どころですよ。捨て身の愛の感動物語、バレンタインの夜のお供にいかがでしょう。
愛を尊く感じる、タイムトラベル × ラブコメ映画!
title:『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』
【story】
ちょっと冴えない新米弁護士のティムは、暗闇バーで出会った女性・メアリーに一目惚れ。奥手なティムは最初のアプローチに失敗するも、代々伝わる秘儀・タイムトラベルでメアリーとの出会いをやり直す。彼女をゲットすべくタイムトラベルを繰り返し、次第に人生もうまく回り始めるが、ある日究極の選択を迫られて…。日々過ぎていく時間をより大切にしたいと思わせてくれる感動作。
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ラブコメSFなんてちょっと安っぽいな、と疑ってかかったのですが、見終わって反省しました。監督はあの『ブリジット・ジョーンズ』シリーズや最近話題になった『イエスタデイ』の脚本を手掛けたリチャード・カーティス。面白くないわけがありません。
恋愛で失敗した時、「あの時に戻れたら」って思うことはありませんか?この映画はちょっぴりヘタレ男子のティムが、愛しい女子をゲットする為にタイムトラベルを繰り返すというなんとも羨ましい設定。タイムトラベル映画と聞くと少し大げさに聞こえますが、本作の一番の見所はシンプルに「愛」。たとえ時間を遡ることができても時間は結局過ぎ去っていくもので、愛は時間と共に変わるもの。そんな”時間”の切なさ、また愛する人と過ごす時間の大切さを改めて考えさせられる作品。バレンタインにはぜひカップルで見ていただきたい、ハンカチ必須の映画です。
地球滅亡の時、あなたは誰と一緒にいたいですか?
title:『エンド・オブ・ザ・ワールド』
【story】
地球滅亡まで残り21日…。しがない保険会社勤めのサラリーマン・ドッジは妻に逃げられ、地球滅亡までの数日間、途方に暮れていた。そんな時、自由奔放な女性・ペニーとの出会いが訪れる。彼女は母国イギリスへの最終フライトを逃し、自暴自棄になっていた。同じマンションに住んでいながら今まで面識のなかった2人。地球の終焉と共に、予期せぬ愛が生まれていく。
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始めに言っておきます。この作品はとってものどかな終末映画なのでご安心ください。
本作で一番興味深かったのは、人生の最後に一緒にいたいと思う人は「生涯最愛の人」ではなく、「身近にいる人やたまたま出会った人」という点。時間が愛を成熟させるのではなく、「この人と離れたくない」と思う突発的な感情が、愛を固いものにするのだという視点が面白い映画です。また終末ならではの不思議な恋愛事情も見どころの一つ。
地球が滅亡するとなったらあなたは誰といたいですか?自分の命の最期を知った時、誰といたいか。その答えがすぐ見つかるあなたは幸せものです。悩ましい、検討もつかない、って方はバレンタイン前にこの映画を見て、人生最後で最高の愛についてちょっとだけ考えてみるのもいいかもしれません。
「愛」をテーマとした3作品をご紹介しました。100人いれば100通りの愛があるように、愛は千差万別です。バレンタインの風習も千差万別。日本はチョコなどのスイーツを女性から送るのが定番ですが、国によっては男性から女性に花束などをプレゼントしたりします。要は誰から誰へ、何を渡すかではなく、「愛を確かめ合う日」ということですよね。
紹介した3作品は、カップルで見るも良し、女子同士でキュンキュンしながら見るも良し、告白する人にはちょっぴり勇気をくれる映画たちです。一人でも多くの人が愛を感じられるバレンタインデーを迎えられますように。
©2013 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
『ムーラン・ルージュ 』
監督・製作・脚本:バズ・ラーマン
出演:ニコール・キッドマン、ユアン・マクレガー
2001年 アメリカ映画 128分
発売元・販売元 :20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
Blu-ray¥1905
©2015 Universal Studios. All Rights Reserved.
『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』
監督・脚本:リチャード・カーティス
出演:ドーナル・グリーソン、レイチェル・マクアダムス
2013年 イギリス映画 123分
発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
Blu-ray¥1886、DVD¥1429
© 2012 Dodge Productions, LLC.
『エンド・オブ・ザ・ワールド』
監督・脚本:ローリーン・スカファリア
キャスト:スティーヴ・カレル、キーラ・ナイトレイ
2012年 アメリカ映画 101分
発売元:ミッドシップ、ツイン 販売元:TCエンタテインメント
DVD¥3800
text : ユーコン(Do it Theater)
映画会社、映画・海外ドラマの翻訳業など経て現在はリモートワークにて二拠点生活中。
最近の趣味は映画をテーマにした料理。好きなジャンルはマンブルコア、SF、アメリカ80年代モノ。
最近の一押し映画は「ジョジョ・ラビット」。アカデミー賞に期待!
●Do it Theater(ドゥイット・シアター)
“あたらしいシーンは、Theaterからはじまる”をテーマに、シアター体験を作り出すプロデュースチーム。今年も開催した「Holiday Circus(ホリデーサーカス)」では2年連続で野外シアターを上映!また 累計4万人以上が来場した野外シアター「品川オープンシアター」や横浜赤レンガ倉庫とマリンアンドウォークヨコハマの2会場同時開催の「シーサイドシネマ」、 ロックバンドSuchmosとタッグを組んだ「DRIVE IN THEATER Suchmos」など、映画を観るだけではない、総合演出された新しいスタイルのシアター体験を全国に作り出しているチームです。
www.ditjapan.com
design_Koinuma Kenichi
Illustration_MARU
edit_Takehara Shizuka
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February 08, 2020 at 07:30PM
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