岐阜県土岐市肥田町肥田、市立陶磁器試験場・セラテクノ土岐は、「ヒンヤリを楽しむ夏うつわ」をテーマに、この１年間の開発や研究の成果を紹介する展示会を同試験場で開いている。棒アイスを食べている最中にアイスが垂れても手に付かない磁器製の「アイスプレート」や、器の中が空洞になっていて氷が溶けにくいかき氷用の「スノーコーン」など工夫を凝らした作品が並ぶ。３１日まで。
試験場のデザイン室が開発した試作品を中心に展示している。「アイスプレート」は刀の鍔（つば）を模した形で、中央に細長い穴が開いている。直径７５ミリ、厚さ５ミリ。穴に棒アイスの棒を挿して使う。プレートは焼き締めてないため、溶けて垂れてきたアイスを吸収し、手に付かない優れもの。戦国武将の明智光秀や織田信長らが刀の鍔にあしらった文様をデザインに取り入れた。
「スノーコーン」は、かき氷を持つ手や外側の熱が伝わりにくい構造で、通常の器に比べて氷が溶けにくいという。
陶器と磁器でそれぞれ作った「美濃焼ストロー」も展示されている。デザイン室の担当者は「陶磁器関係者にも見てもらい、商品開発の参考にしてもらいたい」と話す。
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March 15, 2020 at 06:40AM
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アイス楽しむ鍔形の磁器 セラテクノ土岐で作品発表展 - 岐阜新聞
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