米大リーグ機構（ＭＬＢ）は１２日（日本時間１３日）、新型コロナウイルスの感染拡大のため、２６日（同２７日）に全３０球団で一斉に迎える予定だったシーズン開幕を、最低２週間延期することを決めた。オープン戦も、米東部時間１２日午後４時以降開始のオープン戦を全て中止にしたと発表した。
オープン戦が思わぬ形で幕を閉じることになった。フロリダ州で行われたオープン戦は行われたが、アリゾナ州での試合は悪天候もあって全試合が中止。今後、開幕へ向けて実戦が組まれる可能性はあるが、オープン戦は終了することになった。
エンゼルス・大谷翔平投手（２５）は今キャンプ、打者としての開幕戦出場を目指してオープン戦に出場。主に「４番・指名打者」で９試合に出場して、１９打数２安打１打点の打率１割５厘に終わった。調子が上向きであることを強調していたが、１年目の１８年を上回る１１三振。５月中旬にメジャー復帰を目指す投手としては、１１日（同１２日）にブルペンで今キャンプ最多の５９球を投げるなど、順調にステップアップしている。
メジャー１年目を迎える２人の打者は明暗が分かれた。レッズ・秋山翔吾外野手（３１）は主に「１番・中堅」で１０試合に出場。２８打数９安打の３割２分１厘をマークするなど、順調にメジャーの投手にも対応してきた。一方でレイズ・筒香嘉智外野手（２８）は、１２試合に出場するも２６打数５安打（１本塁打）、１割７分９厘。序盤は本塁打を放つなど活躍を見せたが、２月２９日（同３月１日）以降は８試合でわずか１安打を放ったのみだった。
投手陣ではヤンキース・田中将大投手（３１）、キャンプイン直前に移籍したツインズ・前田健太投手（３１）がともに３試合に登板して防御率２・０８と好投。カブス・ダルビッシュ有投手（３３）、マリナーズ・菊池雄星投手（２８）も順調に調整してきた。ブルージェイズ・山口俊投手（３２）は、メジャー１年目で苦しみながらも、徐々に対応してきていた。
報知新聞社
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