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Wednesday, April 8, 2020

「ドア引っ張り合う形」暴行認定はグレーゾーン、他メンバー関与なし…“NGT48裁判“は不完全燃焼の和解 - 中日スポーツ・東京中日スポーツ

新潟地裁

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 アイドルグループ「NGT48」の元メンバーで女優の山口真帆(24)への暴行容疑で逮捕(不起訴)された男性ファン2人に対し、運営会社「AKS」(現ヴァーナロッサム)が3000万円の損害賠償を支払うように求めた裁判の弁論準備手続きが8日、新潟地裁で開かれ、和解が成立したことを原告側の遠藤和宏弁護士が明らかにした。被告側の賠償金数百万円の支払い、山口への謝罪文などが条項に盛り込まれたが、山口本人や被告側が一度も出廷することなく、事件の真相も解明されぬまま幕引きとなった。

 事件が起きた2018年12月8日からちょうど1年4カ月。“48の日”ともいえる4月8日に原告・被告の双方が矛を収めた。

 遠藤弁護士によると、和解要旨はまず、被告らが原告に対し、賠償金として数百万円を支払うこと。次に、被告らが山口とのやりとりに関して一定の事実を認め、原告に対して謝罪文を提出して陳謝したこと。最後に、被告らが原告およびNGT48を含むAKB48グループの名誉やイメージを損なう行為の禁止と、出演するすべてのイベントへの出入り禁止に同意したことの3点という。

 裁判は昨年7月の第1回口頭弁論以外は非公開の弁論準備手続で行われた。被告側は山口とは事件以前から私的交流があったと主張。暴行の事実についても「顔はつかんでいない」などと争う構えを見せていた。

 立証も出尽くし、前回の3月27日の手続で裁判所から和解の提案があったことから、双方が和解に向けて準備を続けてきたが、この日も被告らは出廷せず、代理人が電話で応対する形となった。和解は成立したものの、暴行については「被告らが山口の承諾を得ずに自宅を訪問し、少なくともドアを引っ張り合う形で暴行した」というグレーゾーンに。遠藤弁護士は「主張に齟齬(そご)があり、そこについては譲歩させていただいた」と説明。真相究明は棚上げした格好だ。

 一方で、他のメンバーから山口の部屋番号を聞いたり、そそのかされたりして部屋に行ったという事実に反する発言をして混乱を招いたことを被告側が認めたことに加え、他のNGTメンバーが事件に一切関与していなかったことが証明できたことを「一定の成果があった」として「勝訴的和解だと思っている」と語った。

 被告の連名による謝罪文はA4サイズの紙1枚にタイプされており、約1週間後に新潟地裁で開示されるという。しかし、当初からの「公開法廷で事実を白日の下にさらす」という当初の目的はかなわず、不完全燃焼のままの決着となる。

 遠藤弁護士は「過去の事実を認定できる程度まで明らかにしていくのはなかなか難しい。もう少し皆さんも納得できる形で事実が明らかになればと思いました。最後まで証人尋問で公開裁判の元の判決に至らなかったことについては大変申し訳ないと思っています」と謝罪した。

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