中日の大野雄大投手(31)が15日、4日後に迫った開幕投手について心境を明かした。自身3度目の開幕投手となるが、無観客はもちろん初。「なかなかイメージすることは難しい」としながらも、無観客をより意識することで乗り切るは構えだ。

「無観客試合で投げていて感じたのはピンチをピンチと感じないというか、球場の雰囲気も含めて状況が有利なのか不利なのかというのを感じないので、自分でテンションを作って、状況を意識して投げないといけないと思いました」。

練習試合での最終登板となった12日の横浜戦(ナゴヤドーム)は5回11安打6失点と結果を残せなかった。そこで左腕は無観客試合の対応を整理。「1つのアウトを取るごとにテンションを上げるのもそうですし、ピンチの時は自分でしっかり気持ちを作って投げないといけないと思っています」と対応策を練り上げた。

19日に迫ったヤクルト戦(神宮)に備え、ナゴヤ球場での投手練習に参加。他の先発候補メンバーと汗を流したエースは「体調はいいので維持して万全の形でのぞめるようにしたい」と力強く締めくくった。