東京都知事選(7月5日投開票)に立候補している元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)は、選挙戦ラストサンデーの28日、東京・原宿で街頭演説を行った。

多くの若者が行き交う中、「しっかりと皆さんと向き合えるのは誰なのか考えて投票に行って欲しい」と訴えた。若者に対し「日本の産業を支えているのは地方なんです」と語りかけ、若者が大学のオンライン化などで学びつつ、地方に行ってさまざまな経験を積み、関心をもって地方に投資する仕組み作りの重要性を説いた。「地方が東京の力によって潤うという関係あれば日本は、東京は持続可能な形で元気になっていける」と熊本県副知事時代の経験を生かしてビジョンを示した。

その上で「エンターテインメントもアートももっと東京が伸ばして行かないといけない。皆さんのセンスを生かして、アイデアを生かして、東京が文化とアートでも元気になっていく、そういう街にしたいと思っています!」と、呼び掛けた。

取材に応じた小野氏は「若い人が集まる街ですから、どれくらい選挙に行くのかというのは関心事ではありますね。いかに関心を高めてもらうかだと思いますね」と、原宿での街頭演説の意義を語った。

東京都知事選に立候補の届け出をした候補者は22人。立候補者は以下の通り。

れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)、現職の小池百合子氏(67)、幸福実現党広報本部長の七海ひろこ氏(35)、元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)、政治団体代表の桜井誠氏(48)、介護職員の込山洋氏(46)、元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)、先物トレーダーの竹本秀之氏(64)、歌手の西本誠氏(33)、会社社長の関口安弘氏(68)、NPO法人代表の押越清悦氏(61)、音楽家の服部修氏(46=NHKから国民を守る党推薦)、NHKから国民を守る党党首の立花孝志氏(52=N国推薦)、マネジメント業の斉藤健一郎氏(39=N推)、自営業の後藤輝樹氏(37)、作家の沢紫臣氏(44)、イベントプロデューサーの市川浩司氏(58)、フリージャーナリストの石井均氏(55)、薬剤師の長沢育弘氏(34)、元会社員の牛尾和恵氏(33)政治団体代表の平塚正幸氏(38)、元派遣社員の内藤久遠氏(63)。