みずみずしいブドウを摘み取る子どもたち＝１１日、宇佐市安心院町中山
【宇佐】西日本有数のブドウ産地、宇佐市安心院町で１１日、安心院ブドウ「加温デラウェア」の初出荷式があった。今年は好天が続き、着色、糖度ともに良好という。昨年より３日早い出荷となった。
ＪＡおおいた北部事業部安心院ぶどう部会（１０２人）の中山講一部会長（６７）＝同町中山＝のブドウ園でセレモニーがあり、ＪＡや県、市から約２０人が出席した。地元産のぶどうジュースで乾杯。深見小の児童らがハウス内でみずみずしいブドウを摘み取った。
小野愛冬（まなと）君（７）＝２年＝は「実がいっぱい付いたブドウを取った。甘くてとてもおいしい」と喜んだ。
同事業部によると、本年度の共販用ブドウの栽培面積は９４ヘクタール。２４０トンの生産量を見込み、目標販売額は直売を含み約３億円。県内を中心に九州一円や大阪、東京に出荷。デラウェアは８月末まで。ピオーネとシャインマスカットなどは７～１０月下旬ごろまで出荷が続く。
中山部会長は「色づきが良く、糖度は２３度ある最高の出来。食べて農家の熱い思いを感じてほしい」と話した。
※この記事は、6月12日 大分合同新聞 13ページに掲載されています。
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June 12, 2020 at 07:57AM
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