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Thursday, October 1, 2020

池江璃花子、驚異の復活!表彰台に0秒04差4位 V今井月絶賛「やっぱり天才」/競泳 - サンケイスポーツ

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タオルで体をふく池江。明るい表情だった(代表撮影)

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 競泳・日本学生選手権第1日(1日、東京辰巳国際水泳場)白血病からの完全復活を目指す競泳女子の池江璃花子(20)=ルネサンス、日大2年=が50メートル自由形で25秒62の4位に入った。約1年7カ月ぶりのレースとなった8月29日の東京都特別大会に続く復帰2戦目で、前回より0秒70も速かった。24秒93の大会新記録で優勝した今井月(るな、20)=東洋大=が「復活が早い。天才だなと思う」と驚くほどの進化だった。今大会は新型コロナウイルス感染拡大防止のため無観客で実施された。

 緊張、安堵(あんど)、涙に笑顔。池江はさまざまな表情を浮かべた。表彰台まで0秒04差に迫る堂々の4位。目標としていた日本学生選手権(インカレ)のレースを終えた。

 「終わってホッとしたのと、このインカレを目標としてこの1年間頑張ってきたので、ちょっと感慨深かった」

 昨年9月、一時退院中に会場を訪れ、日大を応援。仲間の励ましに涙した。1年後の復活を誓って臨んだレースで、進化を証明した。

 大きく息を吸い、緊張の面持ちで臨んだ予選は25秒87で6位通過。ひそかに掲げていた目標タイム(25秒8台)をいきなり出し、レース後には思わず涙を流した。1時間50分後の決勝は一転、迷いや不安を吹き飛ばしてスタート台へ。復帰戦だった8月29日の東京都特別大会ではラスト15メートルで呼吸し、その後失速。26秒32だった。この日はラスト13メートル近くで一度呼吸をし、最後まで体力を持たせる作戦。この種目で優勝した親友の今井が「一緒に決勝で戦えたのはうれしい。復活が早い。やっぱり天才だなと思う」と舌を巻くほどのレースだった。

 8月末の復帰戦からわずか1カ月で0秒70もタイムを更新した。スプリント種目では考えられない驚異的な復活の原動力は、たくましさを増した体だ。週1回だったウエートトレーニングを週2回に増やし、筋力アップに着手した。

 「細い体で前とは違う自分を見せるのがちょっと恥ずかしかった」という復帰戦時の気持ちを捨て、楽しんでレースを迎えられるよう練習から楽しんだ。不安が徐々に減ったことで気持ちが安定した。「4番は正直すごく悔しいが、今の段階としては上出来すぎる。第二の人生としての自己ベストを出した満足感もある」。悔しさをにじませつつ、やり切った表情も浮かべた。

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