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Wednesday, January 6, 2021

藤井聡太二冠「残り2局が大事」 順位戦の昇級持ち越し - 朝日新聞デジタル

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 将棋の藤井聡太二冠が6日、第79期名人戦・B級2組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)9回戦で中村修九段(58)と対戦し、午後9時58分、94手で勝ち、今期順位戦の成績を8勝0敗とした。競争相手の棋士が敗れた場合、残り2局を残して昇級が決まる可能性もあったが、対象になった3棋士が全員勝ったため、藤井二冠のこの日の昇級決定は成らなかった。

 終局直後の両対局者へのミニインタビューのうち、主なやりとりは、以下の通り。(取材時点では昇級の判断は定まっていない)

【藤井聡太二冠】

――相居飛車の力のこもった将棋だった。全体を振り返っての感想を。

「序盤は先手(=中村九段)の方が手厚い形になって、少し自信が無いのかなと思って、指していました。その後も、こちらの玉が結構、薄い局面が続いたので、分からなかったです」

――途中まではAI(人工知能)の評価値も五分五分の形が続いた。8筋を詰めた辺りから、藤井二冠に形勢が傾いたようなAIの評価だった。どの辺から手応えを感じた?

「8筋を詰めたところは、悪くはないかなとは思ったんですが、ただその後、どういう方針で指すかが難しくて。本譜は攻め合いにいったんですけど、少し(先手の攻めを)呼び込みすぎたかもしれない。その辺りは、分からなかったです」

――終盤、どのあたりで勝ちを意識したのか?

「(78手目の)△6八歩と打つ…

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