お笑い文化の継承と発展のため、若手芸人を支援する「第6回上方漫才協会大賞」が11日、大阪・なんばグランド花月で発表され、ミルクボーイが大賞に選ばれた。
内海崇(35)は「5年くらい前だと考えられない」と涙。駒場孝(34)は「泣いたあとに何て言ったら…。『上方』ってつく賞はうれしい」と喜びを語った。
上方漫才協会会長の中田カウス(71)は「大変忙しいのに、劇場の舞台を見てると、漫才に対する姿勢が手も抜かず気も抜かず、いつもすごいなと」と称賛した。
「M-1グランプリ2019」で優勝後、メディアへの出演も増え、多忙な日々を送っている。内海は「王者としての見られ方とか、プレッシャーのある1年だった」と振り返った。
コロナ禍にも見舞われたが、内海は「逆に漫才にもう1回ちゃんと向き合えた機会でもあった」と前向きにとらえる。拠点とする大阪・よしもと漫才劇場では「土日にトリをさせていただくことが増えた。トリでウケへんかったなではすまされない」と考え、気を引き締めている。駒場も「今までよりも気合がいっそう」と語った。
2人は「今年は全国ツアーをしたい」と話し、ボディービルが趣味の駒場は「ボディービルの大会がコロナで…。この賞を背負ってこちらも頑張りたい」と笑わせた。
「オシャレ&ダサい芸人ランキング」も発表され、内海はダサい芸人10位となった。「ダサくはなかったと思うんですけど。自分が好きな服を買えるようになりましたんで、来年はオシャレランキング上位を狙っていきたい」と話した。
特別賞は和牛、新人賞はカベポスターが受賞した。
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