ポスティングシステムでの米大リーグ移籍を目指し、残留を決めた巨人・菅野智之投手(31)が10日、オンラインで取材に応じ、「いろんな話をする中で、100%自分の中で納得できるものがなかった」と決断の理由を語った。
東部時間7日午後5時(日本時間8日午前7時)の交渉期限ギリギリまで悩んでの決断。新シーズンや東京五輪の思いも語った。主なやり取りは以下の通り。
--帰国は
「昨日帰ってきました」
--どのような話をして結論に至ったのか
「いろんな話をする中で、100%自分の中で納得できるものがなかったな、って」
--どこが納得できなかったのか
「答えられません」
--新シーズンに向けて
「ジャイアンツが日本一になれるチャンスをもらったと思っています。まだアメリカに挑戦するチャンスは残っていると思うので、まずはジャイアンツが日本一をつかみにいくということで、そこに向けて全力で頑張ります」
--原監督とは
「話しました」
--前田健太、ダルビッシュから助言も
「僕が判断するうえで参考になりましたし、メジャーリーグの第一線で活躍している素晴らしい選手なので、こうした方がいいよ、ああした方がいいよ、とはもちろん言われなかったんですけど、条件面、環境だったりとかを相談した」
--今のアメリカの状況は
「初めて直接こういう交渉する場に立ったんですけど、どのチームもすごく獲得したいという風に心から言ってくれたと思いますし、昨日代理人(ワッサーマンのジョエル・ウルフ氏)も言ってましたけど、似たようなオファーが多かったというか。でも本当にいい経験になったので、また次のステップに行くうえにおいて、すごく自分の野球人生にとってプラスになったと確信しています」
--渡米して、次のシーズンに向けて変化は
「気持ちは今シーズンの日本一に向いています。自分自身、去年のシーズンはリーグ優勝もできて、タイトルも獲得できて、素晴らしいシーズンではありましたけど、正直いい時もあれば悪い時もある。波があったと思いますし、まだまだ伸びしろは感じてやっているので。もちろん今回向こうに行けなかったという悔しさもゼロではないので。今から自分の中で燃えるものがあるので、自分自身に期待してやっていければなと」
--ポスティング申請時はメジャーの今季の動向が一番大事と言っていた。変化は
「自分が想像していたのと違ったのはありました。市場が動いていないというのももちろんあったと思いますし、決まるべき人が決まってくれればまた状況も変わったんでしょうけど、僕の場合は期限が30日間と決められているので。もうちょっと時間があればなと思ったっていうのは事実あります」
--残留で東京五輪出場のチャンスがある
「チャンスをもらえたと感じていますし、もちろんすんなり向こうに行くことも素晴らしい野球人生だったなと思います。ただ、結果そういうものにチャレンジできるのは自分にとってプラスだと思いますし、去年、東京五輪を目標にしていた自分もやっぱりいたので、また新たな目標ができたのは大きいです」
--今年の個人の数字は
「やっぱり20勝ですかね。去年もいいペースで勝ち星に関してはは重ねられましたけど、助けられた勝利も多かったですし、チームがつないでくれた13連勝というのもできたので。まずは個人的な数字は20勝、チームとしては日本一というところです」
--帰国して2週間の隔離期間がある。調整のプランは
「年末も、ずっと向こうの球団と交渉したりとか、なかなか予定が見えない中で、ほとんど体を動かせていないので、例年よりかはスローペースになるのかなという気はしていますけど。ただ、去年も長いシーズンの中で、だいぶ後ろも詰まって終わったので、気持ち的にはすごく疲れましたけど肉体的にはすごく休めた部分もあるので、徐々に上げていければと思います」
--これから契約更改。報道では巨人が4年契約を準備とも
「単年で勝負したいと思っていますし、これから球団と話し合うと思いますけど、自分の中では1年で勝負して、チャレンジできればチャレンジして、その後のことはまた考えればいいのかなと思っています」
からの記事と詳細 ( 【一問一答】巨人・菅野、残留決断の理由は「100%納得できるものがなかった」 - サンケイスポーツ )
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