プロボクシング元WBA世界ミドル級王者の竹原慎二氏(48)が9日、自身のユーチューブチャンネル「竹原テレビ」で、昨年大みそかのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチでタトゥー(入れ墨)が露出した状態で闘った王者の井岡一翔(31)=Ambition=について語った。
日本ボクシングコミッション(JBC)のルールでは「入れ墨など観客に不快の念を与える風体の者」は試合に出場できないと定められている。竹原氏は「俺が人を裁ける立場でもないけど」と前置きした上で、「俺の意見としてはチャンピオンになって入れるのは駄目でしょ。チャンピオンはみんなに尊敬される」と強調した。
井岡は試合前、JBCスタッフ立ち会いのもとファンデーションを塗って隠す措置を施したが、汗などで薄れたとみられる。試合は井岡が挑戦者の田中恒成(25)=畑中=に8回TKO勝ちで2度目の防衛に成功した。竹原氏は「ルールで『隠して出ろ』となっていたんだから、しっかり隠して出ないと。もしこれから『海外だったらできるじゃないか』と言うのだったら、海外でやればいい。日本は無理なんだから」と訴えた。
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