ジャニーズ事務所は16日、デビュー前のタレントを指すJr.の制度を一部改定し、“定年制”を設けると発表した。満22歳到達後、最初に迎える3月31日までに合意に至らない場合は活動終了。同事務所は「Jr.達の多様な未来を確保・尊重するため」と理由を説明し、2023年3月31日から適用する。適用開始日に22歳以上のメンバーが所属する、なにわ男子などのグループや一部個人は既に活動継続で合意している。 嵐が昨年大みそかに活動休止し、今年4月からTOKIOが“独立”するなど変革期にあるジャニーズ事務所が、若手育成法にメスを入れた。 同事務所公式サイトによると、Jr.が満22歳到達後、最初に迎える3月31日までに両者が合意に至らない場合はタレント活動を終了。2023年3月31日から適用される。 制度改定の理由については「Jr.達の多様な未来を確保・尊重するため」と説明。現在は在籍年数や年齢上限がないため、人生の岐路にあたる20歳前後に適切な進路を決定し難く、東西のJr.で約200人が在籍する“飽和状態”となっている。 13年には40歳になった佐野瑞樹(47)が“40代のJr.”として話題に(18年末に退所)。現在のJr.最高齢は元宇宙Six・江田剛らの33歳で、Travis Japanは23年3月末にメンバー7人全員が22歳以上になるなど高齢化が進む。 同事務所は1962年に前社長のジャニー喜多川さん(享年87)が創業。タレントを公募せず、事務所に届いた履歴書をジャニーさんがチェックし、気になる人物を対象に不定期にオーディションを開催してきた。 19年7月のジャニーさん死去後はJr.を育成する関連会社、ジャニーズアイランドの社長に就任した滝沢秀明氏(38)らが引き継いでいる。 昨年1月、平均年齢24・7歳のSnow Manと23・8歳のSixTONESが同時デビュー。2012年のA.B.C-Z(23・6歳)を抜く最年長記録だった。 個人でも当時27歳8カ月のSnow-の深澤辰哉(28)がA.B.C-Z・五関晃一(35)の26歳7カ月を更新。2組がデビュー曲をミリオンヒットさせたことで遅咲きの芽を摘むことがないよう、22歳以降も活動継続できる道を残した。 同事務所は「Jr.の活動は、アイドル・タレントとしてデビューを目指すことが大前提」と提言。改定はJr.に奮起を促す一方で、不祥事で活動休止するケースが数件起きている現状を鑑み、手綱を締める意味合いもある。
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