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Wednesday, February 17, 2021

【村上武資の目】敵なしの状態に近い大坂、セリーナと事実上の決勝戦 - スポニチアネックス Sponichi Annex

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テニス 全豪オープン第11日 ( 2021年2月18日    オーストラリア・メルボルンパーク )

準決勝で対戦するセリーナ・ウィリアムズ(左)と大坂なおみ(AP)
Photo By AP

 2年ぶりの頂点を狙う第3シードの大坂なおみ(23=日清食品)は18日の準決勝で世界ランク11位のセリーナ・ウィリアムズ(39=米国)と対戦する。通算成績は2勝1敗で、4大大会では大坂がグランドスラム初優勝を飾った18年全米オープン決勝以来の“因縁”の顔合わせ。12年ロンドン五輪代表監督の村上武資氏(55)は「事実上の決勝戦」と位置付けた。

 今大会の大坂は横綱相撲じゃないかと思うほど強く、自信を持っている。フォアもバックもクロスに打っているだけで、一番安全なショットで相手を追い込めてしまう。サービス力もあって、これにリターンを強化して敵なしの状態に近い。

 今の大坂にパワーとスピードで対抗できる唯一の女子選手、セリーナとの一戦は事実上の決勝戦と言える。彼女は全盛期には遠く、ショットにおいても大坂が一枚上。自分のプレーをすれば勝てる。大坂はセリーナにリスペクトがあるから、常にチャレンジ精神で向かっていけばメンタル面で揺さぶられることもない。

 セリーナは強烈なサーブを持っているので、サービスゲームをキープされた時に攻め急がないことが重要。とにかく焦らずクロスを打って追い詰めてからオープンコートという展開が崩れなければ押し切れるだろう。18年の全米とは立場が逆転しているため、セリーナが向かってくる可能性もある。その上で最終的に大坂選手の勝ちを期待したい。(WOWOW解説者、ロンドン五輪代表監督)

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