スウェーデンで開幕するフィギュアスケートの世界選手権を前に22日、会場のリンクで公式練習が行われ、男子シングルに出場する羽生結弦選手が4回転ジャンプを繰り返し確認し、4年ぶりの優勝に向けて調整しました。
フィギュアスケートの世界選手権は、去年の大会が新型コロナウイルスの影響で中止となったため2年ぶりの開催となります。
ことしの大会はスウェーデンのストックホルムで無観客で開かれ、来年の北京オリンピックの出場枠がかかります。
22日は会場のリンクで公式練習が行われ、このうち男子シングルに出場するオリンピック連覇の羽生結弦選手は午後の練習にマスクをつけて姿を見せました。
羽生選手は、曲をかけての練習ではフリーの楽曲に合わせて主に振り付けの確認を行いました。
その後、4回転ジャンプや得意のトリプルアクセルを繰り返し跳んで氷の感触を確かめていました。
一方、今大会で3連覇をねらうアメリカのネイサン・チェン選手も練習に臨み、4回転ジャンプを次々と着氷して調子のよさを伺わせました。
世界選手権は24日に開幕し、女子シングルは24日に、男子シングルは25日にそれぞれショートプログラムが行われます。
羽生「最後はいい感覚で終われた」
そのうえで、今大会は去年12月の全日本選手権には来日できなかったカナダに在住のコーチが帯同していることに触れながら、「気合いが入りすぎというか、いつもの空回りみたいなものが一瞬あったが、今回はコーチがいるので、しっかりと話を聞きながら自分のペースも守りながら練習できた。もちろんいい演技をしたいとは思っているが、練習してきたことをしっかりと出せればいいと思う。現地に来て、感覚がすごく整っているわけではないので、毎日少しずつ感覚と体を整えながらいい演技をしたい」と意気込みを話しました。
そして、今大会は来年の北京オリンピックの出場枠がかかっていることを踏まえ「最大限、貢献したいなとは思っている。あとは、とにかく自分が目指しているいい演技を、毎日1つずつ重ねていってグラデーションのようによくなっていければいいなと思う。ショートプログラム、フリー、エキシビションの3つのプログラムをしっかり滑りたいと思うしその3つのプログラムから何か僕なりの、この世の中に対してメッセージのあるものにできたらとは思う。まずは自分がしっかりと納得できる演技をすることが大前提だと思うので、自分の体と会話しながら、整えながら、今やるべきことをやっていきたい」と話していました。
北京五輪の「出場枠」最大で3つ
世界選手権に男女それぞれ3人が出場する日本の場合、上位2人の順位の合計が13以内であれば最大で3つ、14から28であれば2つの枠を獲得します。
日本は、前回のピョンチャンオリンピックでは男子が3人、女子が2人出場しています。
国際スケート連盟「1人が陽性」国名など明らかにせず
国名や名前は明らかにしていません。
日本スケート連盟は22日、現地に到着した日本選手を対象に行ったPCR検査の結果、全員の陰性が確認されたと発表しています。
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