減少傾向にある公共交通利用の維持・向上を目指し、運行事業者の連携による二つの新たな枠組みが1日、スタートした。タクシー10社が合併し、保有台数が県内最大となる「TaKuRoo(タクルー)」が発足。熊本都市圏の路線バスの「共同経営」も始まった。
タクルーは肥後交通グループ(7社)、ミハナグループ(3社)の傘下事業会社が合併して発足。保有台数は330台となる。
この日は熊本市西区の本社で出発式があり、小山剛司社長が「コロナ禍の船出だが、10社の良い所を結集して、一生懸命頑張りたい」とあいさつ。テープカットの後、新会社の表示灯やロゴを付けたタクシーが出発した。運転手の谷口由貴さん(44)は「わくわくしている。気持ちの良い接客と運転を心掛けたい」と話した。
路線バスの「共同経営」は、事業者間の調整を認める独占禁止法の特例法を受け、県内のバス会社5社が経営の独立性を保ちながら、運行効率化や利用促進策に連携して取り組む。
旧国道3号など市内の4区間で、運行会社の一本化などにより、需要に応じて減便。一方、効率化で生まれた運転手や車両を、大型商業施設が開業するJR熊本駅への路線延伸に充てた。(中原功一朗)
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