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Friday, July 16, 2021

建造物19件、国有形文化財へ文化審答申 - 中日新聞

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旧北村医院の主屋と増築された診療棟(左)=長浜市鳥羽上町で

旧北村医院の主屋と増築された診療棟(左)=長浜市鳥羽上町で

 国の文化審議会が16日開かれ、県内の19件の建造物を、新たに国の登録有形文化財(建造物)にするよう、文部科学相に答申した。対象は旧北村医院(長浜市)の主屋など10件、観音正寺(近江八幡市)の書院など7件、沙沙貴神社旧源照殿(同市)、山本家住宅主屋(米原市)。官報告示を経て正式に登録されれば、県内の登録件数は計479件となる。

地域医療の変遷たどる 長浜、旧北村医院・主屋や診療棟

 長浜市鳥羽上町の旧北村医院(李軒邸)は、江戸後期から一九六五(昭和四十)年ごろまで使われた住宅兼診療施設。時代に合わせて増改築され、地域医療施設の変遷をたどることができると評価された。

 一八二七(文政十)年に建てられ、明治時代に受付カウンターが追加された主屋、待合所に改造された幕末築造の離れ座敷、大正後期の増築とみられる診療棟など十棟から成る。

 家主だった医師の転出で空き家となった後も、地域の住民有志が窓を開けたり草刈りや雪かきをしたりと、五十年以上にわたって保存に取り組んだ。十年ほど前からは「広くて雰囲気が良い」として、若い親子向けの食育活動の場にも活用されている。

 二〇一六年には地元有志らが保存と活用を図る...

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