銀メダル獲得。しかしそれ以上にライバルが鮮烈な印象を残した。男子200メートル自由形(運動機能障害S4)で鈴木が2分55秒15でタッチした10秒以上前に、ダダオン(イスラエル)が世界記録を6秒08更新する驚異的なタイムでフィニッシュ。鈴木も「彼の努力は素晴らしい。そこには届かなかった」とたたえた。
「攻めて泳ごう」と臨んだレース。スタート台から飛び込み、勢いをつけられるはずの鈴木が、水中スタートのダダオンに序盤からリードを許した。50メートルの折り返しで0秒27だった差は、みるみる開いていく。「後半は彼のことは考えずに泳いだ」と割り切って自分の泳ぎに集中。自己記録に2秒ほど及ばずも、「タイムは満足ではないけど、メダルをとれたことの方が大きいかな」とほほえんだ。
片腕が短い鈴木は、距離が伸びるほど不利とみられる。「200メートルは自分の持つエネルギーをどう使い切るか頭を使う」と試行錯誤を繰り返した成果は出た。
今大会でとった金1個、銅2個のメダルに、新たに銀が加わった。「とったことのない色でとてもうれしい。狙ってとれるものではないので」。9月2日、最終種目の50メートル自由形でもう一度...
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