20年前の2002年(平成14年)1月15日、日本初の国産超低床路面電車となる鹿児島市交通局1000形電車がデビューしました。2022年1月現在、1011号〜1019号までの9両が活躍しています。
鹿児島市交通局1000形は、アルナ車両(旧 アルナ工機)が製造している超低床型路面電車の車両「リトルダンサーA3」シリーズです。リトルダンサーとは、「可愛い小さな踊り子」のイメージと、段差が少ないことからこの名がつけられています。これまで客室床下にあった車両の電源制御装置と空調をコンパクトにして屋根上部や運転席に移動。客室の床高を地上33cm(センチ)まで低くし、国産初のフルフラット車両を実現しました。降車口には補助スロープを装備することで、幼児からお年寄り、ベビーカー・車イスもスムーズに乗降が可能な、バリアフリー車両です。
また、世界初となるモーター作用による電動バネブレーキを採用、これまで空気ブレーキが主体だった国内の鉄道車両ブレーキシステムの発展に寄与したことも評価され、2003年のローレル賞にも選定されました。
現在、鹿児島市電では1000形のほか、7000形、7500形の3形式の超低床型車両が活躍しています。鹿児島を訪れた際には、3形式の乗り比べをしてみても楽しそうですね。
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