新春の上州を舞台にした駅伝日本一を争う大会は、Honda(ホンダ)が創部51年目にして初優勝を飾った。4時間51分4秒だった。2位はSUBARUが1分5秒差で続き、旭化成が3位だった。

ホンダは2区終了時点で23位と出遅れたが、4区(22・4キロ)で東京オリンピック(五輪)1万メートル代表の伊藤達彦(23)が14位から一気に5位まで順位を上げると、6区(12・1キロ)で中山顕(24)が36分27秒の区間賞の走りで首位に浮上。最終7区(15・5キロ)の土方(ひじかた)英和(24)が、追走するSUBARUの追い上げを許さず、歓喜のゴールテープを切った。これで6区において区間賞を取ったチームが10年連続で優勝に輝いた。

平均年齢は23・3歳という若いチーム。主将の設楽悠太(30)を補欠に回しての勝利に、土方は「これで満足せず、2連覇、その先に向けて頑張っていきたい」と声をはずませた。

ホンダと言えば、F1の21年シーズンでアイルトン・セナがいた1991年以来となる30年ぶりの総合優勝を手にしたが、その快挙に続いた。

4位は三菱重工、5位はトヨタ自動車。大会前に優勝旗を紛失して注目された富士通は、2区で出遅れ12位に終わった。