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Saturday, January 8, 2022

弟への愛が詰まった「進化形おにぎり」が準グランプリ 全国和食コンテストで福井の女子高生 - 福井新聞

ikanghus.blogspot.com

2022年1月8日 午前11時40分

松田小鈴さんの作品「弟に捧げるおにぎり」

松田小鈴さんの作品「弟に捧げるおにぎり」

準グランプリの賞状を手にする松田小鈴さん=福井県坂井市の三国高校

準グランプリの賞状を手にする松田小鈴さん=福井県坂井市の三国高校

 全国の高校生が創作料理を競う「第5回和食料理コンテスト」が開かれ、福井県坂井市の三国高校2年の松田小鈴さんが準グランプリに輝いた。「進化形おにぎり」をテーマに、大好きな弟への愛情を込めて握り、串で提供する斬新な発想が評価された。

 若い世代を中心に和食離れが進む中、和食を未来につなげようと、東京すし和食調理専門学校(東京都)が2017年から開催している。今回は全国から400を超える応募があり、昨年11月に料理の写真や思い、工夫点などを審査。オンライン投票もあった。

⇒全国のローソンに「いちほまれ」おにぎり

 同校の調理部は、新型コロナウイルスの影響で以前に比べ調理実習の回数が激減。部活動の一環でコンテストに応募することを決めた。出品作品を決定するため部員13人が持ち寄った作品から投票で二つに選んだ。

 松田さんは「弟に捧(ささ)げるおにぎり」と題し、ミニサイズの串に刺したおにぎりを考案。弟が好きなアニメキャラクターをイメージしたおにぎりを中心に、トマトや卵焼きで彩りを添えた。写真の撮り方も、横ではなく円状に並べ、日光の当たる外で撮るなど“映え”を意識した。

 審査員からは「串に刺すという発想が新しい」「兄弟愛にあふれた心温まるおにぎり」などと評価された。

 松田さんは「普段自分で作った料理や外食を写真で撮っているのが生きた。今後も機会があればコンテストに応募したい」と意欲を高め、「作品は弟がうれしそうに食べていました」とほほ笑んでいた。

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