石川県の白山中腹にある「百四丈滝(ひゃくよじょうのたき)」(落差90メートル)で、凍った水しぶきと雪によって滝つぼの周辺にできる「氷雪のドーム」が今冬、例年より大きくなっている。2月26日に日帰りで白山を踏破した形屋利幸さん(51)=金沢市松村7丁目=が撮影し、「ドームは高さ50メートルほどあった。厳冬期に登った4回のうち今年は最も大きい」と驚きを語った。
●17時間掛け、日帰り踏破
形屋さんによると、氷雪のドームの高さは例年20メートルほどだが、今冬は滝の半分以上に積み上がり、極寒の世界に神秘的で壮大な造形となっていた。2月の降雪と寒波の影響と推測している。
滝の岩肌から垂れ下がるつららは先端が大きく成長した氷雪のドームに埋もれる形となり、長さは例年の半分の10メートルほどと短かったという。
形屋さんは26日午前0時に仲間2人とスキーを履いて白山一里野から加賀禅定道を登り、同11時ごろに頂上に到着した。山頂も例年より積雪が多く、白山比咩神社奥宮はほぼ雪に埋まっており、屋根の高さの場所で参拝した。
当日は晴天に恵まれたものの、気温は氷点下10度以下で強風にも悩まされたという。帰路で百四丈滝を見学し、午後5時に一里野に着いた。
17時間かけて往復36キロを踏破し、雪の世界を楽しんだ形屋さんは「普通は見られない景色を楽しめて達成感がある。今後も続けたい」と話した。
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