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Sunday, March 6, 2022

【巨人】大勢の起用法は?原辰徳監督「よく話し合いながら」自己最速158キロ1回完全で広がった可能性 - スポーツ報知

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◆オープン戦 日本ハム4―1巨人(6日・札幌ドーム)

 巨人のドラフト1位・大勢(翁田大勢)=関西国際大=が、圧巻の剛速球ショーを見せた。日本ハムとのオープン戦(札幌D)で2度目の実戦登板に臨み、自己最速を1キロ更新する158キロをマーク。全12球中8球投げた直球は平均で155・6キロを計測し、1回を完全投球で締めた。右腕を先発候補の1人としてきた原監督は「よく話し合いながら結論が出ればしっかり伝えたい」と、幅広い選択肢で起用法を探っていく考えを示した。

 アクセル全開で右腕を振り抜いた。大勢の指先から放たれる直球は、1球ごとに勢いを増した。7回から実戦2度目のマウンドへ。簡単に2死を奪うと、好打者・近藤には力勝負を挑んだ。カウント2―1からの4球目、高めでファウルを奪った球が自己最速を更新する158キロをマーク。その後は155キロを3球続けて中飛に封じた。1回完全投球の内容にも「(近藤は)内角直球で決めきれなかった球が続いた。結果的にアウトは取れたが、投げようとしていた球ではなかった」と反省が口をついた。

 満足はなくても、理想に近づく1球はあった。前回登板、3日の西武戦(東京D)で1回完全デビューを果たしたが、持ち味のシュート回転する直球には伸びがなかった。投球時に左肩が上がっていたことが原因と分析し、シュートしつつ伸びていく球質を求めて短期間で修正。結果、近藤の初球は真ん中高めに浮き上がるような156キロで空振りを奪い「ああいう球を目指していこうと改めて思った」と理想を再確認。全12球中8球投げた直球は平均155・6キロと力強さを増した。

 剛球だけではない。1日のシート打撃ではスライダーを引っかける場面が目立ち、より直球に近い握りに改良して修正。試合前の投球練習ではまだ引っかける球があったが、桑田投手チーフコーチから「なんでそうなるかをしっかり考えて投げるように」と助言され、修正点を頭の中で整理した。7回1死の今川には外角にスライダーを3球続けて空振り三振を奪い、「準備ができていたので、ああやって投げられた」と高い修正力で剛柔を織り交ぜた。

 これで2試合連続の完全投球。この時期に150キロ台中盤を連発する姿に、原監督も「いやいや、それは頼もしい限りだよ」。これまで大勢を先発候補の1人としてきたが、短いイニングでの無双ぶりは中継ぎでの適性も示している。指揮官は「役割分担というか、そういうものはまだ決まっていない。よく話し合いながら結論が出ればしっかり伝えたい」と先発、救援と幅広い選択肢を持ち始めた。

 衝撃の連続で周囲を驚かせる中、大勢自身は冷静だ。「1試合1イニングで中継ぎだったり、そういうところで結果を残せていければいいのかな」。次はどんな衝撃が待っているのか。剛腕が秘める能力は、底が知れない。(小島 和之)

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