ブルージェイズと3年総額年俸3600万ドル(約42億円)でFA移籍した菊池雄星投手が、22日(日本時間23日)、キャンプ地米フロリダ州ダンイーデンで行われたオープン戦(対ヤンキース)で今季初登板。先発で2回を打者7人に35球[S]を投げ、無安打、4奪三振、1与四球の無失点に抑え、オープン戦ルールで勝利投手になった。
ブルージェイズ・菊池がデビューした。新天地での第1球は、挨拶代わりの95マイル(153キロ)の直球だ。追い込んでから先頭リゾに四球を与えるなど、二死三塁とされたが、最後はアンドゥハーを94マイル(151キロ)の直球で空振り三振に打ち取った。
2回は菊池のショータイム。フローラルの3球三振に始まり3者三振。前の回から4者連続空振り三振を奪い、完全にマウンドを支配。3672人の観衆の前で全球種をお披露目した。
「最初にしては良かったと思う。初回少しバラつきもありましたが、2回に修正できたことは良かった。課題を持ちながら、対外試合が少ないなので、気持ちよく(シーズンに)入るためには、結果を求めながら、という感じだった」
課題と結果を求めた今季初登板。移籍後、ブルージェイズ首脳陣が提案したのは、ボールの勢いを信じ、積極的にゾーンに投げる姿勢。浅いカウントからスライダーを積極的に使う配球も功を奏し、この日は7人の打者と対戦し、6人から初球ストライクを奪った。
同地区のライバル、ヤンキースを本拠地に迎え、この日は打線も本番仕様。1番スプリンガーを先頭に、ビシェット、ゲレロ、グリエル、新加入のチャップマン、この日OP戦初出場のビジオと並ぶ強力打線が、猛威を振るった。初回に先頭から4者連続安打などで3得点し、ヤ軍先発モンゴメリーを1/3回KO。菊池を援護した。
「心強いですね。ベンチで見ていて凄いなと。同じチームで良かった」と笑わせた。現状では、先発5番手の調整を行っている菊池。この並びで行くとレギュラーシーズンのデビューは、開幕2カード目。4月12日(同13日)、敵地でのヤンキース戦となる見込みだ。投手コーチによると、次回登板は27日(同28日)のフィリーズ戦。オープン戦で、あと3回の登板を予定している。更に球数を増やし、ギアを上げていく。(ダンイーデン=一村 順子通信員)
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