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Sunday, July 31, 2022

11件が国有形文化財に 鎌倉・本覚寺の建造物など - 東京新聞

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 国の文化審議会が答申した登録有形文化財(建造物)に、神奈川県内では鎌倉市小町の「本覚寺本堂」など十一件(四カ所)が選ばれた。官報告示を経て登録される見通しで、登録されると県内の登録有形文化財は三百三件(百五十七カ所)になる。

本覚寺本堂

本覚寺本堂

 答申されたのは本覚寺の八つの建造物のほか、小田原宿なりわい交流館(旧角吉店舗、小田原市本町)、旧足立家別邸主屋(葉山町堀内)、旧本多家住宅主屋(逗子市山の根)。

 県教育委員会などによると、本覚寺は若宮大路の東に位置する日蓮宗寺院で、一九二三年に建築された本堂のほか、客殿、庫裏、分骨堂、鐘楼、手水舎、楼門、大門が答申された。

小田原宿 なりわい交流館

小田原宿 なりわい交流館

 小田原宿なりわい交流館はかつて魚市場に隣接した旧漁網店で、関東大震災後の三二年に建築された。典型的な商家の造り「出桁(だしげた)造り」という建築方法が用いられ、現在は観光拠点となっている。

 旧足立家別邸主屋は実業家足立正の旧別邸で、早稲田大大隈記念講堂などの設計で知られる建築家佐藤功一の設計。外観は、柱などの建築部材が外側に露出した木造建築の様式「ハーフティンバースタイル」で、和室と洋室を混在させるなど当時の住宅によく見られる形式が採用されている。

 旧本多家住宅主屋は逗子駅近くの山裾に立つ洋風住宅で、独自の耐震木骨構造による建築。(石原真樹)

旧足立家別邸主屋

旧足立家別邸主屋


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