J2で2位のアルビレックス新潟は今日10日、ホームで最下位・FC琉球と対戦する。9日は聖籠町で軽めの調整を行った。前日会見に臨んだMF秋山裕紀(21)は「より攻撃的に、チームとして、賢く90分間プレーしたい。どんな形でも勝つ」と気合十分だった。

連勝が3でストップした前節3日ホーム大分戦(0-1)は、1点を追う後半18分から途中出場。中盤の底で起点となり、何度もチャンスをつくり出したが、試合をひっくり返すことはできなかった。「ゴールに直結するプレーができないと貢献したとは言えない」と振り返り、「ショートパスだけでなく、一発で背後を狙えるチャンスがあれば見逃さない」と琉球戦ではこれまで以上に攻撃的なゲームコントロールでチームを勝利に導くつもりだ。

2年10カ月ぶりにホームでの声だし応援が解禁される今節は「声だし応援エリア」3500席が既に完売している。「声援は大きなアドバンテージ。一緒に戦ってほしいし、僕たちは勝利を届けたい」と力を込める。リーグ戦は残り8試合。J1自動昇格圏の2位新潟の勝ち点は65。3位岡山が5差に迫るが「ほかに左右されず、自分たちの手でJ1昇格の切符をつかみ取りたい」と必勝を誓った。【小林忠】