1972年、昭和47年10月14日の汐留貨物駅です。
旅客列車専用のC57形蒸気機関車が入線しています。
一日駅長に任命されたのは、
オリンピック金メダリストの加藤沢男さんです。
明治の衣装の三田明さん、青江三奈さん。
加藤さんは制服姿。
この日、鉄道開業100年を記念して、
77歳以上のお年寄り200人、その付き添い200人が、
横浜までのSL旅に招待されました。
付き添いといっても、親子だったり、夫婦だったり、中には孫もいたようです。
鉄道100年では、記念のバザーも開かれました。
SLのナンバープレート。
圧力計、改札鋏、検札鋏、鉄道時計。
客車につける行先表示版、サボ。
豆汽車に乗る子どもたち。
これも記念行事の一つです。
鉄道員の制服に似ていなくもない形の小学生。
なんとバックで「到着」です。
記念切手も発売されました。
すごい行列。
当時の記念切手発売日にはおなじみの光景です。
安藤広重の鉄道開業の図。
つばめのマークをつけたC62型2号機。
みなさんシートで買っていきます。C62(シロクニ)ですね。
あらあら折っちゃった。価値が下がるのでは。
人気で発行枚数が多かったせいか、
鉄道150年の今もそんなには値上がりしていないようです。
ふたたび汐留駅、日の丸と国鉄旗をつけ、煙を吐き出します。
出発式。明治の制服です。
くす玉割りの三田明さんは来年2023年がデビュー60周年だそうです。
テープカットは磯崎叡国鉄総裁と加藤沢男一日駅長。
いよいよ出発です。
人力で石炭をくべます。
日の丸と国鉄旗をはためかせ、ホームを後にします。
客車の赤い帯は、かつての三等車の印です。
浜松町駅の近くで東海道線に合流、目指すは東横浜駅です。
こちらも貨物駅ですが、鉄道開業当時の横浜駅があったところです。
貴婦人と呼ばれたC57、シゴナナ。
(実は昭和のSLです。明治ではありません。)
田町駅の海側を駆け抜けてゆきます。
画面左側にはブルートレインが並走するように走っています。
大勢の人が詰めかけています。
このC57、7号機、現在も和歌山県の公園に保存展示されています。
動かすことはできません。
線路に立ち入る人もいます。
鉄橋の上もすごい人。
これぞキセル乗車。
「付き添い」はお孫さんでしょうか?
みなさん、右を見たり左を見たり。
乗り出す人びと。
多摩川の六郷川橋梁を渡っていよいよ神奈川県へ。
前の年に架け替えられたばかりのできたてほやほやの鉄橋を、
レトロ列車が走り抜けます。
軌道敷に大ぜい入り込んでいます。整理の係員がいて公認のようです。
終点、東横浜駅が近くなってきました。
いよいよ駅構内です。そしてホーム。
最後まで真剣な面持ちです。
ホームはギッシリ。到着です。
やっと柔らかい表情に。
SLを撮る人、その人を撮るプロ。
からの記事と詳細 ( 鉄道100年 C57形「貴婦人」汐留〜東横浜“東海道”ラストラン 1972年[2022/10/13 21:00] - テレビ朝日 )
https://ift.tt/YkpK8fB
No comments:
Post a Comment