いつになれば「イマオカ」の名が加わるのか。もう、あれから2カ月以上が過ぎた。10月22日、岡田彰布氏を新監督として迎えた阪神が「先行発表」という形で、来季のコーチングスタッフを公表した。2軍監督だった平田勝男氏が1軍ヘッドコーチに就任し、和田豊氏が2軍で指揮を執る。1軍では水口栄二氏が打撃コーチ、馬場敏史氏が内野守備走塁コーチとして外部から入閣した。嶋田宗彦氏がバッテリー部門で復帰し、1軍投手を預かる安藤優也、久保田智之の両氏は2軍からの昇格。矢野政権に続いて藤本敦士氏は内野、筒井壮氏は外野の守備担当でいずれも留任した。
この発表が先行である以上、次があるはずなのに、以降、音沙汰なし。新年まで1週間を切った。今岡真訪氏の処遇だ。1軍で打撃を指導すると言われており、本人も評論家として契約するスポーツ紙で、熱い思いを語った。それなのに未発表。球団の仕事納めに合わせて、明らかにされればいいが、コーチ人事が前代未聞の〝越年〟となる可能性も…。舞台裏で何が行われているのか。不思議な感覚に包まれている。
12球団で全陣容が明らかになっていないのは阪神だけ。この間、4軍を創設したソフトバンクはこの間、何度か修正している。シーズン終了後の10月から11月にかけてコーチングスタッフを決めるのが通常のパターンで、今回の阪神は異常だ。たとえ年内に完全な陣容が明らかになっても、ここまでの流れはおかしかった。先述した通り、今岡氏は契約するスポーツ紙で「岡田監督を男にする」といった趣旨のコメントを残した。指揮官が体調について不安視する発言をした直後。将の言葉を打ち消すかのようなタイミングだった。しかし一件落着とはいかなかった。新指揮官を迎え、チーム全体が新しい一歩を踏み出した秋季キャンプで、貧打&拙攻の解消を担うはずのキーマンは最後まで不在だった。
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