6年連続10回目出場の神村学園(鹿児島)が、2大会ぶりに初戦を突破した。

高校NO・1ストライカーで、ドイツ1部ボルシアMGへの加入が決まっている、FW福田師王(しおう、3年)がいきなり本領発揮した。1-1の前半38分。センターサークル付近でボールを受け、相手DFにマークされながらもクルリと回転してかわし、鮮やかに突破した。そのままゴールへ一直線。最後は3人のDF陣に囲まれながらも、一時勝ち越しゴールを左足で決めた。

後半27分にPKを献上し同点とされたが、試合終了間際にFW西丸道人(みんと、2年)が決勝ゴールを決めた。

福田は前人未到の高卒からブンデスリーガに加入する期待の星。初戦からエンジン全開で、チームを勝利に導いた。

◆福田師王(ふくだ・しおう)2004年(平16)4月8日、鹿児島県鹿屋市生まれ。「師王」の由来は「人を導くことのできる、その道で最も優れた人になってほしい」という両親の願いから。大姶良小1年からサッカーを始め、神村学園中-神村学園高。2年の高校総体では5得点で、青森山田MF松木(現東京)とともに得点王。U-19日本代表候補にも飛び級選出。利き足は右。目標はFWレバンドフスキ。好きな食べ物はチキン南蛮。178センチ、70キロ。

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