過去に例を見ない盾のような形をした鏡や、巨大な鉄の剣が見つかった奈良市の富雄丸山古墳を、地域の振興にどのように生かすかを考えようというシンポジウムが、奈良市で開かれました。
奈良市の「富雄丸山古墳」は、4世紀後半に造られた国内最大の丸い形の「円墳」です。
シンポジウムは奈良大学が開いたもので、「富雄丸山古墳」の発掘調査にかかわった豊島直博 教授が、今回の調査で、過去に例を見ない盾のような形をした鏡や、波打つような形の長さ2メートルを超える鉄の剣などが見つかったことを報告するとともに、古墳を観光資源として活用している各地の事例などを紹介しました。
この後、調査に参加した学生3人が、「鏡が出土したとき時間が止まったようだった」とか、「その場にいた全員が何だこれ?と思った」などと発見当時の感想を発表しました。
そのうえで、奈良市の立石堅志 主査は、「古墳のある奈良市西部は、これまで観光資源が少なかったので、地域振興のために古墳を継続的に活用していきたい」などと、市としての今後の観光戦略について話していました。
会場には市民などおよそ100人が集まり、講演の内容などを熱心にメモする姿が見られました。
からの記事と詳細 ( 奈良 盾形銅鏡出土の富雄丸山古墳 活用考えるシンポジウム|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp )
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