予選2位通過の池江璃花子(22=横浜ゴム)が、24秒74で制した。

世界選手権(7月、福岡)の派遣標準記録(24秒70)には0・04秒及ばなかったが、今大会は50、100メートルバタフライ、100メートル自由形と合わせ、出場4種目で優勝。4冠を達成し「すごく気持ちよく泳げました。優勝して終わりたいと思っていました」と納得の表情をみせた。

午前の予選は25秒42で全体2位通過。疲労が蓄積する中で「しっかり準備して、4秒(24秒)台を出して優勝したいと思います」と決勝を見据えていた。同じ50メートルのバタフライ決勝では「力んだ」と苦笑いし「今日が一番、自分の中では何も懸かっていない。純粋に優勝したい。落ち着いていけば、それなりに(いける)」と過度に力を入れないことを心がけた。

大会初日の4日に女子100メートルバタフライを制し、4種目で予選、決勝の2レースずつをこなした。今大会ではバタフライ2種目で世界選手権の派遣標準記録を突破。世界の舞台を見据え「準備しないといけないことがたくさんある」と引き締め直した。