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Sunday, April 30, 2023

【アメリカを読む】就任4カ月、形をみせたブラジル・ルラ外交 植民地支配も影響 - 産経ニュース

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ポルトガルのレベロデソウザ大統領(中央)とともに、リスボンの議会内を歩くブラジルのルラ大統領(左)=4月25日(ロイター)

グローバルサウス(南半球を中心とした途上国・新興国)を代表する南米ブラジルの「米欧離れ」が目立つ。今年1月1日に就任し、米主導の国際秩序ではない「多極化した世界」を目指す左派ルラ大統領の方針による。中露に加え、イランやベネズエラ、ニカラグアなど権威主義国と接近し、AP通信は「ルラ外交は形をみせ、米欧をうんざりさせている」と伝えた。

対米自立、安保・経済で

米国と距離を置くルラ氏の姿勢はまず、就任後最初の外遊先に選んだ隣国アルゼンチンとの「共通通貨」創設に向けた協議開始の合意に表れた。当初から二国間貿易の決済での米ドル依存を減らすことが目的だと指摘されていたが、ルラ氏が明確にその意図を持っていたことは4月の訪中時にはっきりした。

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