◇海外女子メジャー◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 3日目(24日)◇バルタスロールGC(ニュージャージー州)◇6621yd(パー71)
パープレーでバックナインに入った古江彩佳は、いきなり試練に見舞われた。わずかにドローがかかった10番のセカンドは距離も足りず、ニアサイドのバンカーへ。ギリギリの落としどころを狙った3打目も目の前のラフで止まり、難しい寄せから1.5m強のボギーパットを残した。
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これを沈め、ダメージを最小限にとどめたと思いきや、今度は11番で上り5mほどのバーディチャンスから3パットボギーを喫した。「怒りたかったですけど、『いま怒るな!』みたいな」。苦笑交じりに明かした内面のせめぎ合い。マイナスの感情に支配されることなく、気持ちの切り替えに成功したことで終盤のバーディラッシュにつながった。
上がり5ホールで量産した4バーディは、最終18番(パー5)を除いて、いずれも5mほどのフックラインだった。「どっちかというと、フックの方が見やすさがある」。ドローヒッターの古江はグリーン上も左に曲がる軌道がイメージを出しやすい。得意のラインが残った好機を逃さなかった。
「69」で通算イーブンパーに戻し、29位から18位に順位を上げて最終日へ。「コースがすごく難しいので、1打に集中できれば。アンダーで回れたらすごくうれしいし、上位にも少し食い込めるかな」。首位とは7打差でも、トップ10グループとの差は2ストロークしかない。(ニュージャージー州スプリングフィールド/亀山泰宏)
★KPMG全米女子プロゴルフ選手権_第3日_古江彩佳ハイライト
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