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Sunday, September 10, 2023

ジョコビッチ 全米OP5年ぶり制覇!貫禄ストレート勝ち 男女通じ4大大会シングルス最多タイ24回目V - スポニチアネックス Sponichi Annex

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リターンを打つジョコビッチ(AP)
Photo By AP

 テニスの全米オープンの男子シングルス決勝が10日(日本時間11日)に行われ、第2シードのノバク・ジョコビッチ(36=セルビア)が第3シードのダニエル・メドベージェフ(27)を6-3、7-6、6-3で下し、5年ぶり4回目の優勝を果たした。4大大会での優勝回数も24となり、マーガレット・コートさんが持つ男女通じての、シングルスでの4大大会最多優勝記録に肩を並べた。

 貫禄十分の戦いぶりだった。正確無比なストロークを軸に試合を組み立て、早々に主導権を握り、抜群の安定感を見せつけた。

 この試合は2年前のリベンジマッチでもあった。2021年のジョコビッチは、全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドンの全てで優勝しており、全米オープンでは年間グランドスラムの偉業がかかっていた。だが、決勝でメドベージェフにストレート負け。夢を絶たれ、試合後には涙を見せていた。記録を打ち立てるとともに、雪辱を果たす結果ともなった。

 敗れたメドベージェフは21年にこの地で4大大会初制覇を達成したように北米のハードコートシーズンを得意としており、準決勝では昨年の大会王者で第1シードのアルカラス(20)を下しての決勝進出だった。「ジョコビッチとアルカラスの2強時代」ともささやかれる中、そこに待ったをかける2枚抜きが期待されたが、ジョコビッチの高い壁に阻まれてしまった。

 ジョコビッチがウィンブルドンの決勝でアルカラスに敗れたことで、「ついに世代交代が進むか」と感じるテニスファンも少なくなかった。だが、今大会のジョコビッチは2セットダウンのピンチになった3回戦のジェレ(28)との一戦を除けば、上位シードが多く敗退していたこともあるが、決勝を含めて全てストレート勝ちという圧倒的な強さを披露した。

 世代交代を簡単に許さないジョコビッチ。男女を通じての四大大会最多優勝記録が更新される日もそう遠くはないだろう。

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