取材エリアで報道陣からそのことを聞かれる選手たちは口をそろえて「知らなかった」「言われて気づきました」と答えているが、MF久保建英(ソシエダ)もその一人。「申し訳ないですけど、自分には無縁なので気にしてない」と淡々と応じ、「グループリーグの中の1試合なので、そんなに気負うことなく、しっかり自分たちのサッカーをすれば勝てるチャンスは広がってくる」と、あくまでも同じ1試合として位置付けた。
同じく報道陣からの質問で“ドーハの悲劇”のことを伝え聞いたMF堂安律(フライブルク)は「知らないままの方が良かったんじゃないですか」と冗談交じりに話すと、「森保さんやスタッフは選手より熱くなる気持ちがあるのかもしれないですね」と、実際に“ドーハの悲劇”のピッチに立っていた森保一監督の胸中を推し量り、「しっかりチームとして団結して戦えたら」と話していた。
(取材・文 西山紘平)
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