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Tuesday, July 16, 2024

ソフトバンク山川穂高 完全復活感じさせた下半身の形 2年目吉田賢吾は天性のセンスに期待 - 西日本新聞me

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 ◆ソフトバンク4―1ロッテ(16日、みずほペイペイドーム)

 エースが抑え、4番が打って勝つ。ソフトバンクのファンには、久々にスカッとする試合だったのではないか。有原が先発で、チームにとっても絶対に負けられないホームでの一戦。15日までの3戦連続逆転負けという嫌な流れを、ここで止められたのは大きい。

 序盤はメルセデスを攻略しきれず、3回までに6残塁。嫌なムードも漂う中で2安打を放っていた4番の山川が、5回に3打席連続安打となる二塁打で先制点をもたらした。ワンバウンドになりそうな低めのスライダーを、強いスイングで左中間にはじき返した。

 試合前練習の際に少し話す機会があったが、山川がいい時は右の軸足に体重がしっかり乗り、左足を下ろしていく動きにも粘りがある。柳田の離脱以降は、打とうという意識が強すぎて体が前に突っ込みがちだった。試合でしっかり形がつくれたことで、本来の状態に戻れるのではないか。

 2年目の吉田もいい働きをした。彼の長所は右方向にも打てるハンドワークの良さ。初回の右前打、5回無死一塁での左前打はいずれも内角の直球。3回は同様の球で右飛に打ち取られたが、天性のセンスもあるのだろう。5回に送りバントのサインが出なかったのは、小久保監督が技術を信頼している証しだ。

 内角を厳しく突いてきたメルセデスに対して、打席の「つながり」を生かした打撃を見せただけでなく、6回には2番手の岩下から左犠飛でプロ初打点をマーク。犠牲フライは打てそうに見えて、簡単には打てない。自身初の2番、しかもDH起用でプレッシャーもあっただろうが、この打席ではパワーも見せた。

 7回1失点にまとめた有原は「さすが」の一言に尽きる。特にスピンの効いた直球が素晴らしかった。ただ、メルセデスが無死から連続四球を出した2回に先制できていれば、有原をもっと楽にできた。甲斐のセーフティーバント失敗を含め、快勝の中の反省点だ。(西日本スポーツ評論家)

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