「ハマの番長」が新監督に就任した。17日、DeNA三浦大輔新監督(46)が横浜市内のホテルで就任会見に臨んだ。「背番号81」で2年契約。

トレードマークのリーゼントヘアで登壇し「今まで経験したことを生かしてチームを引っ張っていけるようにやっていきますのでよろしくお願いします」と所信表明した。「この会見場は引退会見をさせていただいた。あれから4年たって、喜びとともに、しっかりと責任を持ってやっていきたい」と思い出の場所での会見で再出発を誓った。チームカラーを問われ「チームとして結束を目指して、固めて1年間、戦っていきたい」。采配面に関しては「あまり決めつけず、柔軟な姿勢で、その時の調子のいい選手を見極めてやっていきたい」と話した。

4番で主将を務める佐野については「まだ誰ともお会いしていない。しっかりと話して進めていきたいが、今年しっかりと結果を残した。確率は高いと思います」と主軸を継続させていく考えを明かした。チームビルディングの構想として「選手が持っている力をどうすれば最大限、発揮できるのかをコーチと一緒に見極めて戦っていきたい」とした。

三原球団代表は「来年の監督をお願いする三浦大輔さんのお披露目になります。来シーズンから背番号81を背負って戦ってもらいたいと内定している。最もベイスターズらしさを理解されている方だと思う。三浦さんらしく、個性を出してやっていただきたい」と説明した。11月に入ってから南場オーナー、岡村球団社長、同代表から正式に要請し、決定に至った。

16年に現役を引退し、19年に1軍投手コーチとして現場復帰。今季は2軍監督を務めた。球団の準永久欠番となっている「背番号18」を着続けてきた。

◆三浦大輔(みうら・だいすけ)1973年(昭48)12月25日、奈良県生まれ。高田商から91年ドラフト6位で大洋入団。97年に10勝3敗、勝率7割6分9厘でリーグ最高勝率。05年最優秀防御率、最多奪三振。15年にプロ野球記録に並ぶ23年連続勝利。16年には投手最長の24年連続安打。16年引退。通算535試合、172勝184敗、防御率3・60。04年アテネ五輪代表。19年に投手コーチでDeNAに復帰し、今年は2軍監督。183センチ、88キロ。右投げ右打ち。