米スポーツ専門局ESPN(電子版)は5日(日本時間6日)に巨人からポスティングシステムでのメジャー移籍を目指している菅野智之投手(31)について「これまでのところ、菅野(側)が期待するような条件提示には至っていない状況で、ある情報筋が『大リーグ球団と契約しないことが現実味を帯びてきている』と話している」と巨人残留の可能性を伝えた。
同局のジェフ・パッサン記者は「交渉を行っていたメッツは外れ、交渉中のジャイアンツやレッドソックスなど他球団は菅野が希望するような金額を支払うとは思われていない。交渉していたパドレスはスネルとダルビッシュを獲得したため、チーム総年俸の柔軟性には限りがある」と指摘。さらに「エンゼルスやブルージェイズ、そして別のチームも(交渉で)つながっているものの、どこもこれといって目立った存在にはなっていない」と付け加えた。
米メディアで報じられている菅野の移籍市場における相場は年平均1000万~1200万ドル(約10億2700万~12億3200万円)、契約年数は2~3年。一方、巨人から1年ごとにオプトアウト(契約破棄)できる4年契約のオファーを受けており、代理人のジョエル・ウルフ氏は4年総額4000万~4800万ドル(約41億~49億3000万円)は譲れないところだろう。
交渉期限は米東部時間7日午後5時(同8日午前7時)。残された時間が少なくなってきた…。
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