マキタスポーツ(50)、プチ鹿島(50)、サンキュータツオ(44)の3人がご機嫌にトークを展開するTBSラジオの人気番組「東京ポッド許可局」のトークライブ「東京ポッド許可局ジャパンツアー2020 東京公演」が9日、東京・渋谷のLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で行われ、3人の兄貴分にあたる玉袋筋太郎(53)がゲスト出演。現地やオンライン配信で参加した“許可局員”に笑顔をもたらした。
タツオは玉袋を「僕らの生みの親のような人」と言う。まだ3人が「何者でもなかった」20数年前。玉袋と水道橋博士による漫才コンビ「浅草キッド」がライブ「浅草お兄さん会」を旗揚げし、プロアマ問わず若手芸人が切磋琢磨する場を設けた。ここでデビューしたのがマキタであり、「米粒写経」のタツオだった。大川興業に所属していたPKもまた、この“リング”で経験を積んだ。
3人にとって6年ぶりとなる渋谷公会堂での公演。意を決してのオファーを玉袋は快諾した。拍手に包まれて登場した玉袋は「100点の新幹線での過ごし方論」「人生最後の三食」といったテーマに臨み、トークは白熱。BS-TBSのグルメ番組「町中華で飲ろうぜ」でも人気を博し、食通として知られる玉袋が人生最後の晩飯に挙げたのが「チョコモナカのジャンボ」。意外過ぎる回答に騒然となったが「寝る前に食ってみろよ。うまいんだよ、あのパリパリが。生きてて良かった~って」と力説。「ちょっとカスタマイズしてハチミツを垂らすとね…」と独自の味わい方も披露した。
兄貴分との共演を終えたマキタは、「東京ポッド許可局」が3人の個性で調和が取れた世界となる中、玉袋が敢えて出演したことに謝意を表した。「僕ら3人のイチャイチャの度合いというのが基本にあって、ゲストの入り込む余地がないかもしれないというのも分かった上で、その3人の中に“3対1”のような図式で入ってくれるわけだから。玉さんは照れもあるだろうし。でも出てきてくれたこと自体がうれしいし、ありがたい」と礼を述べた。
PKは「偉大なお兄さん。すごく上品な方だなと思いました」と改めて敬意。浅草お兄さん会を回想し、「できあがっている芸人よりは、鬱屈とした、やりたいけどできなかった弱者の受け皿だった。そこで鍛えてくれたお兄さん。そういう方をこういう大きい場所でゲストとして迎えることができたのは、感慨深いですよね」と語った。
タツオも「文脈的に言うと『場所を作ってくれた人』。生き方とか芸人的センスとか、僕らは本当に大きな影響を受けている。気安く声を掛けられる存在じゃない。その玉さんとこういう晴れの舞台で同じ板の上に立てたのは、本当にうれしいし、お互いの得意ジャンルで戦えたのが面白かったです」と喜びに浸った。
玉袋も同日、自身のツイッターを更新。「いいイベントに呼んでもらって楽しかった。お三人さんスタッフさんありがとう。続けていりゃいいことあるわな!」と感想をつづった。
時空を超えた4人の邂逅。20数年前、「お兄さん会」に熱狂したファンにとっても、ステージ上の演者を見続ける喜びを再認識する幸福なひとときになった。(加藤弘士)
■コロナ禍での開催にタツオ「やり方を示せた」
主催するTBSラジオでは、コロナ禍での開催となったことで、50%以下の収容に抑えてソーシャルディスタンスを守り、来場者に「TBSコロナ連絡サービス」への登録を求めるなど、感染予防対策を徹底。終演後は観衆も規制退場への協力を惜しまず、イベントの成功に尽力した。
タツオは「このような中でも安全に気を配って、イベントをやって下さったTBSラジオにも感謝したい。中止するのは簡単なこと。どうやるのかを模索していただいたのは、本当にうれしい。この時代を生き抜くイベント主催者や表現者の人たちにも、こういうやり方があるんだよというのを示せたと思います」と開催の意義を語った。なお、この日の模様は1月16日までオンライン配信で視聴可能だ(税込み2500円)。
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