ロシアのラブロフ外相は、日本と領土問題を含めない形で平和条約の締結を目指したいとする考えを強調しました。
ロシアのラブロフ外相は8日、ウラジオストクで講演しました。
この中でラブロフ外相は、日本との平和条約交渉に関連して「日本がロシアとの包括的な条約の締結に向けて作業を始めることに同意するよう望んでいる」と話しました。
ただ「日本はまず島の問題で妥結してからいい条約を作ろうと言うが、そのような合意はない」とも述べ、ロシアとしては、領土問題を含めない形で平和条約の締結を目指したいとする考えを強調しました。
また、講演でラブロフ外相は、アメリカのバイデン大統領とイギリスのジョンソン首相が先月「新大西洋憲章」を発表したことにも言及し、欧米がロシアと対立する姿勢を強めているとする見方を示しました。
ロシアは、アメリカをはじめとした4か国からなる「クアッド」と呼ばれる枠組みなど、アジア太平洋地域でもロシアや中国を封じ込める動きが進んでいると警戒を強めていて、ラブロフ外相としては自国の安全保障の点から条約締結を重視する考えを示したとみられます。
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