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Tuesday, September 13, 2022

ベガルタ、新たな攻撃の形模索 今夜アウェー栃木戦 - 河北新報オンライン

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リラックスした表情で調整する名倉(中央)

 J2仙台は14日、宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎでリーグ戦第36節のアウェー栃木戦に臨む。午後7時開始。5連敗を止め、浮上のきっかけをつかみたい。12日は仙台市泉サッカー場で練習し、13日は非公開で調整した。

 仙台は16勝7分け12敗の勝ち点55で5位。前節は大分に0-1で敗れ、5連敗で順位を一つ下げた。守備が引き気味となって相手の攻撃を抑えられず、終始劣勢に立たされた。

 栃木は9勝13分け12敗の勝ち点40で15位。前節は横浜FCと0-0で引き分けた。早く強いプレスで横浜FCのパスワークを封じて互角に戦い、勝ち点を分け合った。

 リーグでの通算対戦成績は仙台の4勝。1巡目はホームで対戦し、2-1で逃げ切った。伊藤監督は「プレッシャーをかけるのが重要で、(ボールを奪ってからは)速い攻撃を心掛けたい」と話した。

ゴールへ、名倉ら修正誓う

 仙台が伊藤新監督の下、新たな攻撃の形を模索している。5連敗のうち3試合で無得点と、改善が急がれる。

 大分戦は防戦一方で、攻撃の見せ場はほとんどなかった。右サイドハーフ(SH)で3試合ぶりに先発出場したMF名倉は「もっとボールを持つ時間を増やす必要がある」と、栃木戦に向けて修正を誓う。

 ビルドアップでの立ち位置を変えようとしている。サイドではSHが大外、サイドバックが内側に位置取り、流動的に入れ替わりながら前進する。SHは外に張ることで、相手のサイドの選手に高い位置を取らせない役割も担う。名倉は「やっていて楽しい。まだまだ攻撃のパターンがあると思う」と言う。

 栃木は堅守が持ち味で、今季32失点はリーグ3番目に少ない。「早くポジションを取ってサポートに入らないと、ずっと相手のプレッシャーを受け続ける。意思統一しないといけない」とMF梁勇基。伊藤監督は「ボールを奪われた瞬間は栃木も崩れている」と話し、攻守の切り替えの速さで上回れるかもポイントになりそうだ。

 チームは5位まで順位を落とした。プレーオフ圏外の7位長崎は1試合多く残し、勝ち点4差に迫る。早く連敗を止めなければ、プレーオフ進出さえも怪しくなる。(佐藤夏樹)

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