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Monday, October 17, 2022

山梨県産ヒノキで整った! たる形サウナ小屋が人気 1台120万円 製造も地元で一貫 - 日本農業新聞

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 国産木材で“整う”体験を――。山梨県道志村で不動産業や貸別荘、リフォーム業などを営むハッピーコーポレーションが、県産のヒノキで製造したバレルサウナが話題を呼んでいる。今年1月に発売して以降、既に約40台を販売。サウナブームも追い風に、吉田拓生代表は「国産木材の消費拡大にも貢献したい」と意気込む。

 バレルサウナはたる形のサウナ小屋で、収容人数は4人程度。サウナ発祥の地・フィンランドに古くから伝わり、家庭用としても人気が高い。

 開発のきっかけは、知人からの依頼。当初はエストニアから資材を取り寄せて作った。これが評判を呼び、本格的に製造に乗り出す中で「県産にこだわりたい」と構想。香りが良く、耐久性と抗菌作用に優れたヒノキを選択。韮崎市内の材木店から仕入れた。

 サウナ1台には、縦2メートル×横12センチの板を120枚使う。加工は地元の大工に依頼。室内を温めるまきストーブの製造も県内の溶接職人が請け負う。原材料の仕入れから製造までを県内で賄う。輸入するよりもコストを抑えることができ、1台120万円と他社製品よりも低価格を実現。宿泊施設やキャンプ場、個人などから多くの注文が入った。

 同社は県道沿いの本社前にバレルサウナの展示場を設け、気軽に体験できるよう工夫。体験から購入につながったケースもあるという。吉田代表は「年内には県産木材を使った電話ボックス形の室内サウナも発売したい」とさらなる需要拡大に意欲を見せる。

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