「それは、自分の性格をわかっていて、なおかつ、自分を大切にするために自分を守る行動をとったからです」
「人としてダメだとか、自分を責める要素はひとつもない。むしろ僕は、そう思えたあなた自身を尊重してあげてほしいと思いました。人のためより、自分のためを大切にしてほしいですからね」
必ず愛や幸せの形が存在する
ryuchellさんは日本最大級のLGBTQイベント「東京レインボープライド(TRP)」にも、ゲストや司会者として何度も参加しました。
2019年のTRPでは、自分の個性が出せず苦しんだという学生時代を振り返り、「世の中には愛が溢れている。だけど人にからかわれたり、バカにされたりして、その愛を見失ってしまう人もいると思う。だけどどんなかたちであれ、どんな色であれ、全ての愛は美しいんだよ、ということを伝えたいと思っています」と語りました。
コロナ禍でオンライン開催になった2020年には、自分らしく生きられるようになったのは「自分のことを認めてあげた力があったから」と語りました。
「(ネガティブなことを言われた時に)どうやって立ち直ったかというと、本当に泣いて、なんでそんなこと言われなきゃいけないんだよと思って、泣いて。でも鏡で泣き顔を見てみたら、『あれ、僕、可愛い...』と思って。(笑)だから、常に自分が可愛いと思うことをやってきて。得意なことがあるわけじゃないんだけど、あるとしたら、自分のことを認めてあげた力だと思っています」
「10言われたうちの8が褒め言葉だとしても、2が気になるじゃないですか。でも、8は褒められてる。8は自分の中の武器なんだから、それをもっと頑張っていこうって、そう思って生きていったら楽になりました」
「大人になってから自己肯定感を育てるのはすごく難しい。今から頑張って自分を好きになろうと思うのは難しいと思うので、まずは一つ自分を褒めてあげるところを見つけるとか...。ちょっと人のせいにしてみるとか。自分を守ってあげて、愛してあげるっていうことも、大人になって迷われている人に伝えたいです」
ryuchellさんがずっと大切にしてきたのが自分や他者への「愛」です。2023年のTRPでは、愛についてこう語っています。
「私は人が人を愛するということ、愛というものに、決まった形や道というのはないと思っています。皆さんそれぞれのところに必ず、愛や幸せの形がそれぞれが存在するって思っていますし、信じています」
「自分の心の中にしかない愛や幸せの形があるということ。自分の心にしっかり目を向けてあげて、自問自答してあげて、『秘密を抱える』って選択をしても良いけれども、どこかに居場所を作って、愛というものを諦めないで、生きていってほしいなって思います」
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生きるのがつらいと感じている人や、周りに悩んでいる方がいる人たちなどに向けて、以下のような相談窓口があります。
からの記事と詳細 ( 「必ず愛や幸せの形がある」ryuchellさんが私たちにくれた言葉 - ハフポスト日本版 )
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