レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(65)が来夏のクラブワールドカップ(W杯)について、「選手もクラブもその大会には参加しない」と爆弾発言した。
10日に65歳の誕生日を迎えたアンチェロッティ監督がイタリア紙イル・ジョルナーレのインタビューに応じ、アメリカで来夏、新しい形式で開催される予定のクラブW杯に対して否定的な姿勢を示した。
「国際サッカー連盟(FIFA)はそのことを忘れて構わない。選手もクラブもその大会には参加しない。Rマドリードの試合には1試合で2000万ユーロ(約33億円)の価値があるのに、FIFAは大会全体で我々にその金額を払おうとしている。それはネガティブなことだ。我々と同じように、多くのクラブが招待を拒否するだろう」
また今週開幕する欧州選手権に参加する母国イタリア代表について、「ホームでプレーするドイツは面白いチームだ。イタリアは21年の優勝以降、世代交代できていないので、どのような可能性があるのか分からない」と未知数であることを強調した。
長きに渡りRマドリードの中盤の要として君臨したモドリッチとクロースについては、「ルカ(モドリッチ)はクオリティーとプロフェッショナリズムの唯一無二の例だ。残念ながらクロースはドイツ人としての決断を下し、引退を決意したが、今後もマドリードに住み続ける予定だ。だから私は彼に『もし秋に気が変わったらまた電話で話そう』と伝えたんだ」と冗談混じりに話した。(高橋智行通信員)
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